エサ・食べ物

ハムスターは肉食or草食?それとも雑食?どんなエサを与えると喜ぶのか紹介

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ハムスターっていろんなものを食べるけど、結局肉食なの、草食なの?

お野菜ばっかり食べるわけじゃないし、ミルワームって肉類に分類されるのかな…?

と疑問に思っている方も多いかもしれません。

ハムスターを飼育するうえで、ペットの食性を知っておくことはとても大切です。

それらの疑問を解消すべく、この記事でまとめてお勉強しちゃってください!

ハムスターって肉食なの?草食なの?

端的に言うと、ハムスターは草食よりの雑食です。

植物の種や葉っぱを多く食べますが、野生下では昆虫も食べますし、飼育下でもミルワームや煮干しを食べますよね。

草類も肉類も両方食べるので、雑食に分類されるのです。

実はハムスターは前胃と後胃と、胃を2つ持っていて、盲腸も発達していることから食物繊維を消化できます(人間は食物繊維を消化できません)。

つまり草食動物のように食物繊維を炭水化物に変えることができるのです。

消化構造的にみても、草食よりの雑食ということが確認できます。

肉食という印象が割とあるのはこのせい…

でも、なんとなくハムスターは肉食なんじゃないかと思っていた、なんて人がいるのは、もしかしたらハムスターの共食いの印象が強いからかもしれません。

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縄張り争いの末死んだ個体を食料と誤認して食べてしまうことや、母ハムスターが栄養補給などの理由で子ハムスターを食べてしまうことは確かにあります。

しかし、野生化でどちらかが死ぬまでハムスター同士が争うことはほとんどありませんし、出産した母ハムスターに関しても、しっかりエサを与えていれば子ハムスターを食べてしまうことはあまりありません。

つまり、積極的に共食いをしているわけではなく、なんらかのやむを得ない理由がある場合にしかそのようにならないし、肉類を補給しようと他の個体を食べることはないのです。

あくまでハムスターは雑食です。

ハムスターの喜ぶエサはこれ!

では、草食に近い雑食のハムスター、どんな食べ物が好きなのでしょう?

やはり、栄養豊富なイメージの強い、甘みの多い食べ物や、脂質の多い食べ物を好んで食べますね。

具体的にどんなものか、次に見ていきましょう。

フルーツ

糖分が多いのであげ過ぎには注意ですが、イチゴやリンゴなど、好んで食べるハムスターは多いですね。

お野菜

果物に比べると糖分は少ないかもしれませんが、野菜にも甘みがありますね。

キャベツやブロッコリー、ニンジン、カボチャなど、ハムスターの中でも人気の高いお野菜です。

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穀物類

ミックスフードに入っていたり、おやつとして売っていたりすることもある穀物類。

具体的には、トウモロコシやヒエ、アワなどをよく食べますよ。

植物の種系

植物の種といえば、ヒマワリの種、と思いつく方も多いでしょう。

もちろんヒマワリの種はハムスターの大好物ですし、カボチャの種やアーモンドなども大喜びします。

ただ脂質が多いので、あげる時は少量ずつにしましょう。

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たんぱく源

草食よりの雑食のハムスターですが、もちろん動物性たんぱく質も必須の栄養素です。

チーズや煮干し、ミルワームなどが代表的ですね。

煮干しは個体の好みの差が大きい印象ですが、ミルワームに関してはどんな子も食いつきが良い気がします。

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ハムスター用のおやつの場合

ミルワームはもちろん、チーズや煮干しも、ハムスター用のおやつとして売られているものを与えてください。

人間用のものは塩分などの添加物が入っていて、ハムスターには適しません。

人間用の食べ物の場合

基本ハムスター用に売られているものをおススメしますが、人間が食べるものを与えることもできます。

家にあるもので与えたい場合、茹でた卵の白身部分や、茹でた鳥のささ身を少量与えるのが良いでしょう。

他の食べ物はおススメできません。

動物性たんぱく質も大切!

「ハムスターは草食よりの雑食なのに、たんぱく質も与えなきゃダメ?」と思っている方もいるかもしれません。

草食よりとはいえ、雑食の生き物である以上動物性たんぱく質も大事な栄養素です。

血や肉となって体を成長させていくための必須の栄養素なのです。

そんな動物性たんぱく質が不足するとどうなるか、次のようになっています。

噛みつきやすくなる

不足しているたんぱく質を補おうとして、本能的に人間の手に噛みついてしまうことがあります。

他の理由で噛むこともあるかもしれませんが、どうしても噛みついてくる子に関しては、たんぱく質不足が疑われます。

他のハムスターを食べる共食いに発展?!

あまりないケースだと言えますが、たんぱく質が不足している、かつ複数匹同じケージに入れていると、ケンカをして共食いに発展することがあります。

ハムスターは縄張り意識が強いので、同じケージに何匹もいるとケンカをしますし、ケンカの末弱い方が死んでしまうとエサだと認識され、共食いになってしまいます。

一匹ずつ別のケージで飼っていれば起きないことなので、ハムスターを複数匹同じケージで飼育するのはやめましょう。

子食いになる可能性も…!

妊娠・産後の母ハムスターのたんぱく質が不足していると、子供を食べて栄養補給をするという悲劇的なことが起こります。

子育てにはたくさんの栄養が必要なので、大勢いる子ハムスターを全滅させないための緊急の対応です。

なので、母ハムスターには十分すぎるほどエサを与えてあげてください。

まとめ

今回はハムスターの食性についてお伝えしました。

「草食よりの雑食」のハムスターですが、健康に過ごすにはいろんな栄養素が必要で、動物性たんぱく質が大切なこともお分かりいただけたかと思います。

ペレットを中心に上記した様々なエサを与えて、ハムちゃんが元気に過ごせるよう、いろいろと工夫してみてくださいね。