サイズ的にもハムちゃんが持つのにちょうど良さそうな大豆や黒豆。
「豆類は健康にも良いし、ハムちゃんにあげても大丈夫だよね?」なんて安易に考えてはいけません。
人間の健康には良さそうだからとハムちゃんにあげる食べ物を決めては絶対ダメですよ!
実は大豆や黒豆はハムちゃんに与えるにはとっても注意しなければならない食べ物なんです。
そこで今回は、大豆や黒豆をハムちゃんにあげて良いのか、あげるとしたらどれくらいか、などなどを分かりやすくお伝えしていきます!
目次
大豆や黒豆はあまり与えない方が良い
生の大豆や黒豆はハムちゃんには絶対与えてはいけない食べ物です。
黒豆は大豆の一種なので大豆の中に含めてお伝えすると、生の大豆にはハムスターに有害な酵素阻害成分が含まれていて、最悪の場合死に至ります。
また、火を通してあっても、マグネシウムを多く含む大豆はたくさん与えてはいけません。
大豆は100gあたり250mgのマグネシウムを含んでいて、そのマグネシウムはカルシウムと結びつくと尿結石になって泌尿器系の病気に繋がります。
つまり、大豆を与えるとするならば、火を通した大豆をごく少量、ということになります。
与える時の量や頻度
そして、与えるとするならば、火の通った大豆1粒の半分程度にしておきましょう。
そもそもあまり与えない方が良い食べ物なので、頻度としてはごくたまにで良いでしょう。
この量を守っていても、毎日与えない方がよいですね。
それほど、特別に与えるメリットは無いと言えます。
大豆に似た食べ物はどうなの?
黒豆以外にも、大豆の仲間や大豆からできている食べ物はありますよね。
それらの食べ物はハムちゃんに与えてよいのでしょうか?
お酒のお供「枝豆」
よくお酒のお供として出てくる枝豆ですが、これは大豆がまだ未成熟の状態で収穫されたものですね。
つまりこちらもハムスターにとって有害な成分が含まれているので、生で与えてはいけません。
与える際は必ず火を通し、またカロリーが高いのであげ過ぎには注意しましょう。
主婦の味方「もやし」
安くていろんなお料理にも使える、主婦の味方もやし。
こちらも原料は大豆で、暗い所で大豆を発芽させたお野菜です。
白い身の部分はハムちゃんに与えても大丈夫ですが、豆の部分は与えないようにしましょう。
日本の国民食「納豆」
いかにも健康に良さそうな日本の国民食納豆ですが、こちらは大豆を納豆菌で発酵させた食べ物ですね。
ハムちゃんに与えると粘り気によって頬袋脱になる危険性があるので、あげないのが無難です。
ヘルシーなイメージ「お豆腐」
消化にもよさそうなヘルシー食品お豆腐。
大豆を加工して作られた食べ物で、乾燥豆腐などはペットショップにおやつとして売られていますよね。
豆腐の場合、大豆を与える際に気になっていたマグネシウム含有量が、100gあたり44mgと大分少なくなっています。
そのため、大豆を与えるよりは安心してハムちゃんに与えることができます。
ただ、水分も多く含み、下痢をする可能性があるので、与える時はやはり少量を守りましょう。
ハムちゃんと一緒に豆まきはダメなの?
大豆と言えば豆まきを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、節分の豆まきは日本人にとって大事なイベントですよね。
飼っているハムちゃんと一緒にそんなイベントを楽しみたい方もいるかもしれません。
残った豆をおすそ分けしたいなんて思うこともあるかもですね。
しかしここまでお伝えしてきたように、火が通っていても大豆はハムちゃんにあまりあげてはいけない食べ物です。
もちろん人が食するように味付けされたものはあげてはいけません。
豆まきを楽しむのはいいですが、豆の散らばっている部屋の中でハムちゃんを散歩させたり、まいた豆がケージに何個もはいったりしてしまうなんてことは無いように、豆まきを楽しんでくださいね。
まとめ
今回は大豆と黒豆についてお伝えしました。生のものは絶対ダメで、火が通っていてもあまり与えない方が安心です。
豆まきなどで残った大豆を与えるにしても、火の通った味付けのされていないものを、ごく少量あげる程度にしてくださいね。