エサ・食べ物

ハムスターは肉や魚・魚肉ソーセージを食べれる?与えない方が良い?

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ハムスターの主食と言えばペレットですよね。

しかし、ペレットだけでは栄養面に不安があるため、野菜や果物、種子類など、栄養価の高い食べ物を与えている飼い主さんはたくさんいます。

それでは、ハムスターは肉や魚を食べることはできるのでしょうか?

三大栄養素の一つであるたんぱく質は、良質な肉や魚に多く含まれています。

もし与えることができるのであれば、ハムスターの体にも良さそうですよね。

ここでは、ハムスターに肉や魚を与えても良いのかということについて、気になることを色々まとめました。

ハムスターは肉や魚を食べてもいい?

ハムスターは肉や魚を食べます。

ハムスターは、その可愛らしい風貌から、草食動物のように思われがちですが、雑食性の動物です。

そのため、植物性のものも食べれば、動物性のものも食べます。

与えればなんでも食べてしまうかも知れませんね。

しかし、なんでも与えてよい訳ではもちろんありません。

与える食べ物や与え方には注意が必要ですし、食べ物や分量によっては命の危険すらあります。

そのため、肉や魚も食べることはできますが、与え方には注意が必要になってきますよ。

ハムスターに肉や魚を与える必要性とは?

もともと野生のハムスターは、昆虫などを捕まえて食べることがあります。

昆虫は動物性のたんぱく質なので、本能的にたんぱく質を必要としているのかも知れませんね。

それでは飼っているハムスターではどうでしょうか?

たんぱく質の摂取不足でどんなことが起こり得るのか、考えられる事をまとめました。

共食いの原因

ハムスターは共食いをしてしまう動物です。

基本的にハムスターは独り立ちすると、1匹で飼育しなければいけません。

それは親子や兄弟であっても同じです。

もし独り立ちした後も同じケージ内で複数飼いをしていると、縄張り争いやストレスなどから、共食いをはじめてしまう事があります。

そして、そのきっかけがたんぱく質不足ということが考えられます。

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子食いの原因

母ハムスターはストレスや弱った体を、たんぱく質を採ることで補うことがあります。

そいった時に、生まれつき弱っている赤ちゃんや、人間の匂いのついてしまった赤ちゃんなどは、捕食の対象になってしまう事があるのです。

そういった事態を起こさないためにも、母ハムスターには適度なたんぱく質を与える必要があります。

噛みつきの原因

ハムスターを飼っていると、「差し出した手に噛みつかれたことがある!」という人もいるかも知れませんね。

人なれしていないハムスターの場合は、触られるのが嫌で噛みつくことがあります。

しかし慣れているハムスターであっても、人の手を噛むことがあります。

その場合、たんぱく質不足を感じていて、本能的に人間に噛みつくことでたんぱく質を補給しようとしている可能性が考えられますよ。

 

これらの行動は、たんぱく質が不足したからと言って必ずしも起こされる行動ではありません。

しかし、たんぱく質不足がきっかけで起こり得る可能性がある行動です。

毎日与えているペレットには、たんぱく質を含んでいるものもありますが、そうでないものもあります。

もし与えているペレットにたんぱく質が含まれていないのであれば、適切な量のたんぱく質を与えることは必要なことになってきます。

ハムスターへの肉や魚の与え方!どんな肉・魚を与える?魚肉ソーセージは?

たんぱく質の必要性がわかったところで、どんな肉や魚を、どんな頻度で与えればよいのか、気になりますよね。

ここではハムスターにお勧めのたんぱく質や、与え方について紹介しますよ。

食べてはいけない肉、魚などについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

ハムスターにお勧めの肉は鶏肉!

ハムスターに与える肉として一番のお勧めは、鶏肉です。

その中でも「ささみ」は安価で手に入りやすく、高タンパクで低カロリーでもあるため、ハムスターにはおすすめの肉ということになります。

豚肉や牛肉は?

牛肉や豚肉も、ハムスターに与えると食べてしまうでしょうね。

しかし、鶏肉に比べて脂肪分が多いため、カロリーの摂取量が気になります。

また、やはり鶏肉に比べると高価である牛肉や豚肉は、無理に与える必要はないと言えますね。

犬用、猫用のジャーキーは?

与えやすそうな肉類として考えられるものには、犬や猫用のジャーキーもありますよね。

与えれば食べてしまうかも知れませんが、動物用とは言え、ハムスターよりも何倍も大きな生き物ように作られた食べ物です。

味付けがしてある場合は、ハムスターにとっては濃すぎる可能性があります。塩分、糖分のとりすぎは病気の元。

与えない方が無難です。

肉を与える時の注意点

基本的に生肉は与えないこと。寄生虫や雑菌の影響を考えると、加熱して与えた方が安全です。

また、鶏肉でも骨が付いた部分をそのまま与えてはいけません。

骨を飲み込んでしまう事で、内蔵を傷つける恐れがありますよ。

肉の部位で言うと、レバーもおすすめできません。レバーにはビタミンAが多く含まれるため、ビタミンA中毒を起こす可能性があります。

ハムスターにお勧めの魚は煮干し!

ハムスターは魚も食べますが、与えやすくお勧めなのは煮干しです。

煮干しはハムスター用のおやつとしても売られているので、与えたい場合は、こういったものを利用するのが良いでしょう。

魚を与える時の注意点

魚も肉と同様、必ず火を通してから与えること。

また、小さな骨も取り除いてから与えたほうがより安心ですね。

魚を与える場合は、身の部分を十分加熱して、味が付いていないものを与えることです。

魚肉ソーセージはハムスターに与えてもいいの?

手軽に魚の栄養を補給したい場合、人間であれば魚肉ソーセージを食べることも手段の一つです。

ではハムスターにとってはどうでしょうか?

魚肉ソーセージは人間用に加工された食品であり、その原材料には魚以外にもたくさんのものが使われています。

人間用に加工された食品は、動物にとって味が濃すぎる心配があり、特にハムスターのような小さな動物には過剰摂取ということになりかねません。

また、保存料、着色料といった添加物が含まれていることも気になります。

基本的に人間用に加工されている食品は、ハムスターには与えないこと。もちろん、魚肉ソーセージも与えてはいけません。

肉や魚を与える頻度や分量は?

肉や魚は決して毎日与える必要はありません。

基本的にハムスターの食事は、ペレットと新鮮な野菜があれば十分です。

そこに肉や魚をプラスするのであれば、1週間に1回程度、一度で食べきれる量を上げるくらいで良いでしょう。

煮干しなら1匹、鶏肉であれば一かけら程度ですね。食べきれず残すようなら、すぐに捨ててしまいましょう。

肉や魚以外の動物性たんぱく質

ハムスターに与える動物性のたんぱく質として有名なものは、ミルワームかも知れませんね。

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個人的にはミルワームはその見た目から、あまり与えたいものではありません。

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どこでも手に入るというものでもなく、ミルワームを全く好まない個体もいます。

与えやすさや手に入れやすさから言っても、鶏肉や煮干しの方がおすすめです。

また、ゆで卵を与えるのもおすすめですよ。

卵は立派な動物性のたんぱく質です。鶏肉や煮干しに興味を示さない場合は、ゆで卵を与えてみるのも良いでしょう。

まとめ

ハムスターの主食であるペレットには、動物性のたんぱく質を含んでいるものもあります。

そういった場合には、必ずしも肉や魚を与える必要はありません。

しかし、たんぱく質不足が感じられる行動が見られるようなら、適切な量を与えてみるのも良いでしょう。

飼っているハムスターがたんぱく質を必要としているのか、見極めることも大事ですよ。