もやしは手に入りやすくお手頃で、食卓にもよく上る野菜の一つですよね。
人がもやしを食べる時には、熱を通したものを食べますが、もしハムスターにもやしを与えるとしたら生で与えても大丈夫なのでしょうか?
今回は、生のもやしをハムスターに与えても良いのかなど、注意点や適量や与える頻度についても紹介しています。
ハムスターにもやしを与えたい場合に、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ハムスターに生のもやしはNG?
人がもやしを食べる場合は熱を通してから食べますが、ハムスターにも熱を通したものを与えた方が良いのでしょうか?
結論から言うと、ハムスターには生のもやしを与えてもOKなんです。
しかし、生のもやしをハムスターにあたえる場合にはいくつかの注意点がありますよ。
ハムスターにもやしを与える場合の注意点とは?
もやしはあのシャキシャキした触感からも想像できる通り、水分をとても多く含んでいる野菜の一つです。
また、傷みやすいという特徴も持っています。
そのため、ハムスターに生のもやしを与える際には、以下のことに注意しましょう。
もやしの水分に注意!
もやしは水分を多く含む野菜ですが、実に可食部の96%が水分です。
ただでさえ水分量の多いもやしなので、ハムスター与える時には余計な水分を摂取させないよう気を付ける必要があります。
袋から出した生のもやしは流水で良く洗い、付着した水分を拭き取ってから与えるようにします。
ハムスターは過剰に水分を摂取してしまうと、軟便や下痢を引き起こしてしまいます。
人であれば大したことのない軟便や下痢でも、ハムスターにとっては命とりとなる場合もあります。
水分量には十分に気を付けましょう。
もやしの鮮度に注意!
もやしは傷むのが早い野菜です。通常、購入から2~3日もすれば賞味期限が切れてしまい、食べられなくなってしまいます。
ハムスターにもやしを与える場合にも、鮮度には注意が必要ですよ。
もし生のもやしを与えるのであれば、購入してきた日の新鮮なものを与えるようにしましょうね。
もやしをハムスターに与える場合の適量や頻度は?
個体の好き嫌いもありますが、多くのハムスターはもやしを喜んで食べることでしょう。
しかし、いくら好んで食べるからと言って、与え過ぎは厳禁です!野菜はあくまで、主食のペレットに対して副菜です。
ペレットでは補えない栄養を野菜から補給してもらう訳ですが、毎日同じ野菜ではなく、色々な野菜を毎日少しずつ与えるのが理想です。
そのため、もやしも毎日与えるのではなく、週に1~2回程度少量を与えるのが良いでしょう。
適量としては、1回あたり1本程度で充分です。
食べ切らないようであれば、ケージ内で腐る懸念もあるのですぐに処分してしまいましょう。
もやしの栄養分!ハムスターにお勧めできるポイントとは?
もやしは水分が多いばかりであまり栄養が無いように思われがちですが、体に良い成分を多く含んでいる野菜なんです。
もやしを食べることで摂取できる成分として、カルシウム、カリウム、葉酸、ビタミンB、食物繊維、ビタミンCなどがあります。
また、アミノ酸として知られているアスパラギン酸も多く含んでいるので、もやしを与えることによって疲労回復効果やスタミナ増強効果がといった嬉しい効果が得られます。
たくさん与えることは好ましくないのですが、適量を適切な頻度で与える分にはハムスターにとっても良い野菜と言えますね。
人がもやしを生では食べない理由とは?雑菌が心配?
もやしの栽培方法をご存知でしょうか?
もやしは、日光や光を遮った暗い工場内で生産されています。そのため日光消毒がされておらず、雑菌が繁殖しやすい野菜と言えるのです。
海外などではもやしを生のまま食べる食文化もあるようですが、日本では加熱調理する文化が根付いていますね。
そのため、生産業者も加熱調理することを前提に生産しています。
しかし、清潔な工場できれいな水を使って生産されているもやしは、(新鮮なものであれば)少量程度であれば生食でも何の問題もないでしょう。
ただし、生のもやしは青臭く、はっきりと言っておいしいとは言い難い部分があります。
火を通した方がおいしく食べられるのであれば、おいしく食べられる調理法をとったほうが良いですよね。
ハムスターに与える時にも雑菌や鮮度が心配と言うのであれば、火を通したものを与えてあげた方がより安心かも知れませんね。
まとめ
ハムスターにもやしを与えると、両手でしっかりと持って食べる姿がとても愛らしいものです。
そんな可愛らしい姿を見ると、ついついたくさん与えたくなってしまいますが、与え過ぎは厳禁ですよ。
もやしは多くの栄養を含む優秀な野菜の一つではありますが、ハムスターが食べ過ぎてしまうと軟便や下痢を引き起こす原因となってしまいます。
ハムスターにもやしを与えるのなら、新鮮なものをごく少量にしましょう。
適切な量を適切な頻度で与えて、ハムスターの健康維持に役立ててみて下さいね。