冬の季節になると、ミカンが食べたくなる!という人、多いのではないでしょうか?
甘酸っぱくてビタミンCも豊富なミカンですが、ハムスターには与えても大丈夫な食べ物なのか気になりますよね。
もし与えることができるならば、与える量や頻度などはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、ハムスターにミカンを与えても良いのか、注意点などを詳しく解説していますよ。
目次
ハムスターにミカンを与えるのはNG?、それともOK?
ハムスターは雑食性なので、与えれば結構なんでも食べてしまいます。
しかし、もちろん何でも与えてよい訳ではありません。
今回のテーマである「ミカン」について、基本的にハムスターはミカンを食べてもOKです。
個体によって好き嫌いはあるようですが、たいていのハムスターは喜んで食べることでしょう。
しかし、与える場合には注意が必要で、後述の注意点を守って与えてみて下さいね。
ハムスターにミカンを与える場合の注意点とは?
たいていのハムスターはミカンを好んで食べますが、与える場合にはいくつかの注意点がありますよ。
もしミカンをハムスターに与えたいのであれば、以下のことに気を付けて下さいね。
水分量や糖分が多いので与え過ぎに注意すること!
ミカンは噛んだ瞬間にその果汁が口いっぱいに広がるので、水分量が多いことがわかります。
そのため、ハムスターがたくさんミカンを食べてしまうと、水分の過剰摂取になってしまう可能性があるんです。
水分の採りすぎは、軟便や下痢の原因となってしまうので、与え過ぎには注意が必要なんですね。
また、甘いミカンには糖分も多く含まれています。
甘いものを与えすぎると、肥満の原因となってしまいます。
水分、糖分の過剰摂取を避けるためにも与え過ぎには注意しましょう。
味を確認して、甘みを感じるものだけを与えること!
ハムスターは雑食性ではありますが、酸味や苦みは苦手のようです。
ミカンは、個々で糖度や酸味が違ってきますよね。
そのため、なるべくひと房味見をしてみて、甘くておいしいと感じたものを与えてあげて下さい。
酸味が強すぎるものを与えた場合、その味にパニックを起こしたり、食べてしまったあとに消化不良を起こす可能性もあります。
飼い主さんが気を付けてあげて下さいね。
皮の部分は絶対に与えないこと!
ミカンを食べるからと言って、皮ごと与えてはいけません。
と言うのも、果物の栽培には農薬が使われている場合がほとんどで、外皮には防腐剤や防虫剤といったハムスターにとって有害な物質が使われていることがあるからです。
ハムスターにミカンを与えたいのならば、きちんと皮をむいたものを与えましょう。
ハムスターにミカンを与える場合の適量と頻度とは?
ミカンの栄養成分
ミカンは、βカロテン、ビタミンB1・B2、ビタミンC、ビタミンK、鉄、カリウム、タンパク質といった多くの栄養を含んでいます。
冬にミカンを食べると良いとされるのは、ビタミンCの効果によって抗酸化力、抵抗力がUPし、風邪を引きにくくなるからです。
これはハムスターにとっても同じことが言えるので、与え過ぎ無ければ健康維持に役立つ食べ物と言えそうですね。
与える適量や頻度は?
冬場はハムスターもミカンを食べることで、健康的に過ごせるかもしれませんね。
しかし与え過ぎは厳禁なので、適切な量や頻度で与えてあげましょう。
1回で与える量としては、ひと房の半分程度で充分です。毎日与える必要はないので、週に2~3回までとしましょう。
ミカンは傷みやすい果物なので、すぐに食べ切らなかったものに関してはすぐに処分した方が良さそうです。
ケージ内で放置されたミカンが腐ってしまった場合、そのミカンをハムスターが食べることも考えられるので、食べているときは見守ってあげた方が良いかも知れませんね。
ミカンの薄皮や白い筋(繊維)は与えない方が良い?
これは意見が分かれるところだと思います。
基本的に、適量や頻度を守っているのであれば、薄皮や白い筋ごと与えてもOKと考えます。
というのも、白い筋の部分にはヘスペリジンというビタミンPを豊富に含んでいて、このビタミンを摂取することで血流の改善や動脈硬化の予防、抗アレルギー作用と言った効果が期待できるからです。
また、どちらも食物繊維が豊富なので、与え過ぎ無ければ腸内環境を整えてくれる効果も期待できるという訳です。
軟便気味のハムスターにはもちろん食物繊維は控えたほうが良いですが、そうでないのならば、薄皮や白い筋ごと与えてみても良いのではないでしょうか。
反対意見もあり、気になるというのであれば与えなくても全く問題はありません。
まとめ
ハムスターはフルーツが大好きで、ミカンもほとんどの場合で例外ではないでしょう。
しかし、いくら喜んで食べるからと言って、与え過ぎは禁物です。
ミカンの水分や糖分をハムスターがたくさん摂取してしまうと、下痢や肥満と言った命にかかわる事態を引きおこす可能性があるからです。
もしミカンを与えたいのであれば、適量、適切な頻度を守って、おやつとして与えるようにしてあげましょうね。