誕生した赤ちゃんハムスターが離乳期である生後3週間を迎えたら、少しずつ触れて人に慣れさせる時期になります。
ペットショップから来た子も同様ですが、離乳期を迎え独り立ちする時期のハムスターはとても敏感です。
対応を間違えると人を怖がるようになりなつかなくなってしまう可能性もあります。
どんな風に接したら人懐っこいハムスターになってくれるのか、赤ちゃんハムスターを育てる際の注意点も合わせて、まとめてお伝えします!
目次
赤ちゃんハムスターを人に慣らす時のポイント
自宅で生まれた赤ちゃんハムスターや、ペットショップから迎えたばかりの赤ちゃんハムスターが、人慣れしたかわいい子になってくれるよう、大切にしたいポイントがいくつかあります。
次の4つにまとめてご紹介しますね。
母ハムちゃんとの信頼関係が大切
母ハムちゃんとの信頼関係が築けていると、赤ちゃんハムスターも人になれるのが早かったりします。
しかし、いくら母ハムちゃんが飼い主さんに慣れていても、赤ちゃんハムスターを触った時に母ハムちゃんが警戒したり怒ったりしている時は、無理に触り続けてはいけません。
母ハムちゃんが飼い主さんを警戒したり不信感を抱くようになったりしていると、赤ちゃんハムスターも人を警戒し、噛みついたりするようになってしまいます。
赤ちゃんハムスターを触っても母ハムちゃんが安心している様子であるか確認して、赤ちゃんハムスターを慣らしていきましょう。
ハムスターの赤ちゃんはいつから触って良いのかは以下にまとめています。目安としては生後3週間以降です。
手に優しく乗せて慣れさせる
赤ちゃんハムスターに触れても大丈夫そうであれば、赤ちゃんハムスターを両手で優しくすくいあげ、手のひらに乗せてみましょう。
あくまでゆっくり優しく、人が怖いものだと思い込ませないようにしてあげてください。
真上から急につかまれるのは怖いので、上からわしづかみにしたりしないでください。
人を怖がるようになってしまいます。
必ずゆっくり手をケージに入れて、両手ですくってあげましょう。
合図を決めておやつをあげ声と匂いを覚えてもらう
おやつをあげる時に声をかけながら直接手からあげると、飼い主さんの声やにおいを覚えてくれます。
名前を呼んであげたり、何か合図となる言葉を決めたりしてもいいいでしょう。
「この音がしたら安全な状態で美味しいものをもらえる」ということを覚え、なついてくれますよ。
ハムスターは物覚えが少し悪いので、すぐには覚えてくれないかもしれませんが、1週間ほど繰り返していれば、なついてくれるはずです。
手のひらにおやつを乗せると、赤ちゃんハムスターが手のひらに乗ってきてくれるようにもなりますよ。
ペットショップから来た子は焦らずゆっくり
母ハムちゃんから信頼されていると、赤ちゃんハムスターもなつくのが早いと書きました。
しかし、ペットショップで売られている子は早い時期に母ハムちゃんから離され、人と触れ合う様子を見る機会が少なくなっていると言えます。
そのため、あまり人慣れしていないので、お家に新しく迎えた時は、急いで慣れさせようと無理に触ったりすることは避けた方が良いでしょう。
人は怖くない、美味しいものをくれる素敵な存在だと思ってもらえるよう、ケージごしにおやつをあげることなどから始め、ゆっくりと慣らしください。
早く慣れさそうと焦らず、ハムちゃんが安心して暮らせる環境を優先して考えるとよいですね。
赤ちゃんハムスターを育てる時の注意点
赤ちゃんハムスターを育てる時は、生まれたてほど注意する必要はありませんが、それでも気にしてほしいポイントはあります。
静かな環境で
赤ちゃんが生まれたての時もそうですが、少し大きくなってきてからも、ハムちゃんが落ち着いて暮らせる静かな環境は大事です。
人通りが多く足音がどんどんする場所や、テレビの近くなど大きな音がする場所は避け、ハムちゃんが静かに暮らせるスペースにケージを置いてあげましょう。
体格差が出てきたらケージを分けて
自宅で赤ちゃんハムスターが誕生した場合、赤ちゃんハムスターが成長するにつれ、個体差が出てくるのが分かると思います。
体の成長が早い子遅い子、体格のいい子小ぶりの子と違いが出てきます。
成長がゆっくりな子やもともと小さめの子などが、他の子に負けてエサを十分に食べられなくなってしまうこともあります。
そんな様子を見つけたら、赤ちゃんハムスターの飼育ケージを別にして、一匹一匹がしっかりと安心して成長できる環境にしてあげる配慮も必要です。
赤ちゃんハムスターのエサについて
では、離乳期を迎えた赤ちゃんハムスターに元気に成長してもらうには、エサはどのようにしたらよいのでしょうか。以下にお伝えします。
大人と同じエサでOK
離乳期を迎えていれば、大人のハムスターと同じペレットなどを与えて大丈夫です。
もちろんお野菜なども食べますので、食べやすい大きさにしてあげて、ハムちゃんに与えて良いお野菜・果物の情報にのっとって、与えましょう。
成長期ですので、ミルワームなどの栄養価の高いおやつも与えてみてもいいですね。
量は臨機応変に
食べる量は個体によって差がありますので、食べている様子を見て、臨機応変に対応しましょう。
母ハムちゃんや体の大きい子がたくさん食べてしまうこともあるので、赤ちゃんハムスターみんながしっかり食べられるように様子を見ておきましょうね。
給水ボトルの高さは赤ちゃんに合わせて!
自分でエサを食べるようになった赤ちゃんハムスターは、水も自分で飲むようになります。
それまでは給水ボトルの高さを母ハムちゃんに合わせてあげているかと思いますが、まだ小さい赤ちゃんハムスターに合わせてあげることも必要です。
母ハムちゃんが飲みにくそうであれば、母ハムちゃん用と赤ちゃん用と、給水ボトルを2つ用意してあげてもよいですね。
まとめ
今回は、赤ちゃんハムスターを人に慣らす方法をお伝えしました。
せっかくなら、自宅で新しく生まれた赤ちゃんハムスターや、ペットショップから迎え入れた子が、人懐っこい子になってくれたら嬉しいですよね。
人を怖がる子にならないよう、上記のポイントに注意して、ハムちゃんを育てていってあげてくださいね。