卵は栄養価も高く色んな料理に応用がきくため、いつも常備しているという家庭も多いのではないでしょうか。
ハムスターは雑食性なので、動物性たんぱく質である卵を食べることもできます。
しかし、卵には様々な調理法があり、どのような状態で与えれば良いのか迷ってしまうかも知れませんね。
また、白身と黄身部分はどのようにすればよいのでしょうか?
今回はハムスターに卵を与える場合の注意点について詳しくまとめてみましたよ。
目次
卵はハムスターも食べることができる食材
ハムスターはペレットを主食としますが、ペレットだけでは補えない栄養を野菜や果物などから摂取します。
また、たんぱく質も少なからず必要で、植物性たんぱく質であれば豆腐、動物性たんぱく質であればミルワームや鶏肉、卵を与えることもできます。
卵は安価で栄養価も高く、ハムスターにも与え易い食材と言えますが、どのように与えれば良いのでしょうか?
詳しく後述していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハムスターへの卵の与え方と注意点
卵にはさまざまな調理法があり、人間であれば生のまま食べたり、焼いたり、煮たりと、色々ですよね。
では、ハムスターに与える場合にはどの調理方が良いでしょうか?
また、与える際の注意点もみていきましょう。
ハムスターに生卵はNG、固ゆで卵を与えよう
ハムスターに生卵を与えるのは止めましょう。
人間であれば上手に食べることができますが、固体ではないベタベタの状態の食べ物はハムスターには食べづらいですよね。
手や体も卵だらけになってしまいます。
また、生で与えると、体についた卵が原因で皮膚炎になってしまったり、状態の悪い卵だとお腹を壊すこともあります。
ハムスターに卵を与える場合には、しっかりと火を通して固ゆで卵にしてから与えるのが良いでしょう。
もちろん味付けは不要なので、塩やしょうゆなどは使わないでくださいね。
ハムスターには白身を中心に与えよう
ゆで卵にすると、白身と黄身のどちらを与えようか迷ってしまいますね。
基本的にどちらをあたえても大丈夫なのですが、おすすめは白身です。
というのも、黄身の部分はぼそぼそとしていて食べにくく、また頬袋に入れてしまうと中でくっついてしまう可能性があります。
そして白身に比べると高カロリーでもある黄身は、食べ過ぎると肥満の原因にもなってしまいます。
その点白身はしっかりとハムスターが手で持って食べることができ、どちらかというとハムスターも白身を好む個体が多いようですね。
おいしく食べられて少しでも危険が無い方が良いですから、卵は白身を与えるようにして下さいね。
卵を与える適量や頻度
ハムスターがたんぱく質を多めに必要とするのは、成長期や妊娠中、出産後、病後の回復時などです。
それ以外の時期と言うのはあまりたんぱく質を必要とはしません。
そのため、ゆで卵などの動物性たんぱく質は頻繁に与える必要がないのです。
頻度としては、1か月に1回程度でも十分ですよ。
また1回に与える量も、両手で持てるくらいのほんの一かけらでOKです。
すぐに食べきれる量を与え、残す場合にはケージ内で腐敗することも考えてすぐに処分しましょう。
卵の黄身を与えるメリット
先ほど、ゆで卵は白身を中心に与えるようにと記述しましたが、例外もあります。
卵の黄身の部分は、白身に比べて栄養がより豊富です。
そのため、妊娠中や産後、育児中、病後の回復時などは多くの栄養を必要としますので、黄身も与えてみると良いでしょう。
その時も与え過ぎには注意しながら、すぐに食べきれる量をほんの少し与えるようにして下さいね。
まとめ
栄養豊富な卵は、栄養を必要とする時期のハムスターにもおすすめの食材です。
ただし、生卵は与えることができません。
必ずしっかりと火を通したゆで卵を与えるようにして下さいね。
通常の状態であれば、多くのたんぱく質を必要としないハムスターに頻繁に卵を与えることは止めておきましょう。
もし卵を与えたいのであれば、たまのおやつとして与える程度で充分です。
基本的に卵は、栄養補給を目的に与えるのが望ましいと覚えておきましょうね。