ハムスターと言えば意外と知られていませんが、雑食性の生き物です。
野菜などの植物も食べれば、ゆで卵や鶏肉と言った動物性たんぱく質も食べます。
野菜を食べるなら、野草も食べるのでは?と思ったことはないでしょうか。
今回は道端や原っぱなどに生えている野草について、ハムスターに与えても良いのかなど、気になることをまとめています。
目次
野草は与えても良いものとダメなものがある
道端や原っぱなど、外には多くの野草が生えています。
私たちが普段から良く見かける野草の中には、我々人間も食べることができる野草がたくさんありますね。
ハムスターにも食べられる野草はありますが、食べられないものもたくさんあるので、なんでも与えて良いと言う訳ではありませんよ。
どの野草ならハムスターに与えても良いのか、きちんと知っておく必要があります。
ハムスターに与えても良い野草の種類
ここではハムスターに与えても良い野草の種類を紹介しています。
野草を与えたいと考えている飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
また与える前には、名前だけではなく、図鑑などで見た目や形状をきちんと確認することも忘れないようにしましょう。
オオバコ
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比較的よく見かける野草の一つがオオバコですね。
オオバコは薬効もあり、咳止め、たんきり、下痢止め、消炎、利尿といった作用があるようです。
お茶として飲めばダイエット効果が得られるとして、以前に流行したのを覚えている人もいるかも知れません。
ナズナ
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七草がゆの材料の一つでもあるナズナ。
こちらも、どこででも見かけることがある野草です。
アブラナ科ナズナ属の越年草です。
ぺんぺん草や三味線草という愛称でも親しまれている野草ですよ。
タンポポ
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こちらはとても有名な野草ですね。
黄色い花を咲かせるタンポポはキク科の多年草で、フランスなどではサラダに出されることもあります。
シロツメクサ(クローバー)
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シロツメクサはマメ科の植物で、白やピンクの花を咲かせます。
繁殖力が高く丈夫なので、様々な場所に群生しています。
レンゲ
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こちらもマメ科の植物であるレンゲ。
ピンクや白、紫の花を咲かせ、その花の形状はシロツメクサの花に良く似ています。
ハコベ
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ナデシコ科のハコベは、こちらも七草の材料のひとつとして有名ですね。
小さな白い花を咲かせるハコベは、道端や田畑などに良く見られます。
チモシー
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和名をオオアワガエリと言い、ヨーロッパ原産のイネ科の多年草です。
主に牧草の原料とされ、うさぎなどの餌に良く用いられています。
ハムスターに野草を与える場合の注意点
野草の中には食べられないものもあるので、できる限り上記のものに限定して与えるのが無難です。
与えても良いかどうか迷う場合は、与えないようにしましょう。
また、既述の野草を与える場合にも、いくつかの注意点がありますよ。
農薬に汚染されていないか
野草は、道端や田畑で手に入れることができます。
そういった場合にまず気にして欲しいのは、農薬に汚染されていないか、ということです。
田畑では野菜に農薬を使用し、道端では除草剤が使用されていることもあります。
こういった農薬に汚染された野草を与えることは、とても危険です。
排気ガスの影響を受けていないか
道端に生えている野草は、排気ガスの影響を受けている可能性があります。
排気ガスをたくさん浴びている野草も、ハムスターに与えるのは危険です。
排気ガスの影響がない場所に生えている野草を探してみましょう。
動物の糞尿に汚染されていないか
道端、田畑で得られる野草には、動物の糞尿の影響を受けているものもあるでしょう。
できる限りそういった影響を受けていないものを探して与える必要があります。
野草は葉の部分を与えること
野草には花を咲かせるものも多くありますが、基本的には花ではなく、葉の部分を与えるようにしましょう。
良く洗ってから与えること
野草も野菜同様、残留農薬や土や泥が付いていることを考えると、良く洗ってから与える方が良いでしょう。
洗った後は、余計な水分を拭き取ってから与えるようにしましょう。
野草を与える場合の適量や頻度
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野草を品種改良して、食用にしたものが野菜です。
そのため野草をハムスターに与える場合にも、野菜を与える場合と同じように考えて、毎日同じものは与えず、一度に与える量は1回で食べきれる量が適切と言えます。
例えば、今日タンポポを与えたならば、次の日はシロツメクサを与えるなど。
与える量は葉を1枚(大きな葉であれば1cm角程度)程度とし、途中で食べるのを止めるようであれば、すぐに処分します。
野草は毎日与える必要はないので、手に入らない場合は野菜を与えれば十分です。
観葉植物は与えてはダメ!
家の中にある植物と言えば、観葉植物を育てている家庭も多いかも知れませんね。
ハムスターを家の中で散歩させていると、その観葉植物を食べてしまう事があるかも知れませんが、これはとても危険です。
というのも、植物の中には毒を持っているものも多く、ハムスターがそれらを口にすることで死に至ることもあるからです。
誤ってハムスターが食べてしまわないよう、近づけないことが大事ですよ。
まとめ
野草はハムスターが食べても良いもの、ダメなものがあることを知っておきましょう。
もし野草を与える場合には、既述の注意点をしっかり守り、食べられるもののみを与えるようにして下さいね。
野草が簡単に手に入らないのであれば、無理に探してきてまで与える必要はありませんよ。
ハムスターはペレットを主食として、適度な野菜を摂取していれば健康的な食生活が保てますからね。
もし汚染のされていないきれいで新鮮な野草が手に入ったならば、コミュニケーションとして与えてみるのも楽しいですね。