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ハムスターにほうれん草がダメな理由!根っこや茎は?あげてしまった場合の対処法も

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愛するハムちゃんに新鮮なお野菜をあげて、喜んでもらいたいと思うのが飼い主さんの心ですよね。

家にあるお野菜から選ぼうとして「そういえば、ほうれん草って与えていいのかな?」と疑問に思った方も多いかと思います。

そんな飼い主さんに一言でお伝えするとすれば、ほうれん草は「基本的には与えない方が安心」です。

では、なぜ絶対与えてはダメではないけど、あまり与えない方がよいのか?与えてしまった時の対処法等も合わせて、ご紹介していきます。

ハムスターにほうれん草は「与えない方が安心」

情報源によっては、「与えてよい」と書いてあったり、「与えてはダメ」と書いてあったりするほうれん草。結局どっちなのと、正しい方が分からず悩んでしまいますよね。

答えを先にお伝えすると、与えてダメではないのですが、ハムスターにほうれん草は「与えない方が安心」です。

栄養価もありそうだし与えたくなりますが、つまりは、危険があるかもだからわざわざ与える必要はないということです。

なぜほうれん草はダメじゃないけどオススメできない?

では、なぜほうれん草は絶対ダメではないけど、与えない方が良いのでしょうか?

それは、ほうれん草に多く含まれる「シュウ酸」という成分が関係しています。

シュウ酸は、同様にほうれん草に多く含まれている「カルシウム」と結合し、結石になりやすいという性質を持っています。それが、尿路結石の原因になります。

血尿などの症状が出ることもありますし、人間でも相当の痛みを伴うので、可愛いハムちゃんが尿路結石になるのは嫌ですよね。

少量であれば大丈夫とは言えますが、わざわざ危険をおかしてまで与える必要もないですよね。

ほうれん草を茹でるとより安心?

ほうれん草に含まれるシュウ酸は、茹でることで約8割減らせます。なので、与える場合は茹でるほうがより安心ということになります。

また、最近はシュウ酸の含有量が少ないサラダほうれん草という物も出ています。

それを茹でて与えれば、普通のほうれん草を生で与えるよりは、シュウ酸の量も大分減ることになりますね。

ほうれん草の根っこや茎はどうなの?

シュウ酸の量としては、葉の部分よりは茎の部分の方が少ないと言われています。また、根元の赤い部分はシュウ酸の量が多いということも特に無いようです。

与えるとすれば、茹でた茎の部分を与えるのがより安心かもしれませんね。

ほうれん草を与えてしまった時の対処法

「ほうれん草にはシュウ酸が多いので尿路結石の危険性がある」とお伝えしてきましたが、与えても即座に命の危険が及ぶわけではありません。

与えてしまって不安になっていても、慌てる必要はありませんので、落ち着いてハムちゃんの様子を観察してあげてください。

何か異常を感じたら、病院に連れていく必要はありますが、特に問題なければいつも通りにお世話をしてあげてくださいね。

ハムスターにオススメ野菜ベスト5!

ではここで、「いったいハムちゃんにはどんなお野菜を与えるのが安心なの?」という疑問を抱える方もいるかと思いますので、以下にハムちゃんに与えるのにおススメのお野菜をご紹介します。

ニンジン

ビタミンAが豊富で、皮や葉の部分もあげられます。

茹でてあげても大丈夫なので、柔らかいものを好むハムちゃんでしたら、茹でたニンジンを与えてもいいですね。

ブロッコリー

ビタミンAやCが豊富に含まれています。房だけではなく、茎の部分もあげられます。

茹でても大丈夫ですが、生で与えた時のハムちゃんの食いつきは、良い印象がありますね。

カボチャ

ビタミンAや、その他のビタミン、ミネラルが豊富なお野菜です。こちらは、茹でたほうが甘みが増すのか、よく食べてくれるハムちゃんが多いですね。

種も与えられるので、きれいに洗って乾燥させておくとよいですね。

小松菜

ビタミンや、カルシウムや鉄分などのミネラルも多く含みます。

小松菜は、飼育本でも与えてよいと書かれていることが多いですね。

キャベツ

ビタミンCや食物繊維が多く含まれています。シャキシャキとした歯ごたえが良いのか、よく食べてくれるハムちゃんが多い印象です。

水分が多いので、与え過ぎには注意が必要ですね。

ハムスターへの野菜の与え方

では、これらのお野菜を与える時の注意点を、以下にお伝えしますね。

適度な量で与え過ぎず

ハムちゃんが喜ぶからと言って、お野菜の与え過ぎには注意が必要です。基本的にはペレットが中心の食生活が良いでしょう。

一度にハムちゃんが食べきるくらいの量を与えて、残すほどは与えないようにしましょう。

残したお野菜がハウスの中で腐ったり、水分が多いせいで下痢をすることもあるからです。ハムちゃんの体調などをよく観察しながら、与えましょうね。

食べやすいサイズに切って

基本的には、ハムちゃんが両手で簡単に持てるくらいの大きさに切ったりして、与えましょう。

2~5cmくらいの大きさを目安に、ハムちゃんの様子を見ながら与えてください。

洗った水分を取ってから

お野菜を洗った時に付いた水分をそのままにすると、雑菌が繁殖しやすくなったり、ハムちゃんが水分を摂り過ぎてしまったり、ということにもなります。

キッチンペーパーなどで、しっかり水分をふき取ってから与えてくださいね。

新鮮なお野菜を

お野菜は新鮮なものを与えましょう。気温の高い季節は傷みやすいので、こまめに取り換えてあげるとよいですね。

ハムスターへの野菜のあげ方は以下も参考にしてみてください。

ハムスターへの野菜の与え方|いつから与える?頻度や適量についても紹介

まとめ

ハムスターにほうれん草は与えてよいのか?ということについてお伝えしてきました。

おさらいすると、「基本的には与えない方が安心」です。愛するハムちゃんが病気になる危険性があるのなら、なるべく避けたいですよね?

あえて与える必要はないと思います。

いろんなお野菜がありますので、与えても安心な、ハムちゃんも喜ぶものを与えて、ハムちゃんを可愛がってあげてくださいね。